がっつり婚活(お見合い多数)してた過去は、何か役に立っているのだろうか
数十回に及ぶお見合い
何の自慢にもならないけれど、数十回お見合いをした過去があります。
大学を出た後きちんと正社員では就職せず、派遣やアルバイトで働いていたため、親が将来を心配をして話をもってきたのでした。
二十年以上前の話なので、お見合いおばさん(おばあさん)のところに連れて行かれ、写真と釣書を預かってもらい、週末にホテルのラウンジあたりでお見合い…というのを繰り返しました。
後半では、お見合い会社に登録したりもしてました。
いやー…辛かった(笑)
当時彼氏もおらず、相手を見つけなさいという親の言うことは最もだと思っていたので、大体はつまらない(いつもつまらなさそうにしてたので、相手はもっとつまらなかったと思う)お見合いを二十代前半から十年ほど、繰り返したのでした。
気が進まない、ほとんど初対面の人とのデートが、こんなにつまらない、苦痛なものとは…。
ちなみに結婚した相手とは、コンパ(飲み会?との境目が未だにわからない)で知り合いました。
自分がコンパで知り合った人と結婚するとは思わなかった。
実家でお世話になってたことへの後ろめたさからだった
お見合いを数回も経験すれば、なかなかそれでは自分の気分がのらず、成婚にはたどり着きそうにないと分かっていたのに、数十回もなぜ繰り返したのか。
理由はただ一つ、自立するほどの経済力や甲斐性がないため、実家にお世話になっていることが後ろめたかったから。
そして、相手を探しているんだよ、という姿勢は見せておきたかったから(親はもちろん、自分にも、かもしれません)。
…やはり、身も蓋もないけれども、自由を得るためには経済的な自立がある程度必要なんだと、つくづく思います。
きちんと就職活動を頑張って、正社員になっていたら、今私の人生はどうなっていただろうか。
時々ふと、そんなことを思います。
神のみぞ知るだけれど。
今の二十代の方は考えがしっかりしている人が多いので、私みたいに先の見通しを立てずに困った状況になる人は少ないかもしれませんが。
そしてお見合いの経験が役に立っているか、というと、初対面の男性と、そこそこ無難に話すことができるようになった、くらいのことでしょうか…。
それくらいは、社会経験を積んでいる大人なら皆できること。
そして、そのことは、今の私の生活では特に必要ないという(泣)
人生経験としても、…せめて、十回まででよかったな(笑)と思うのでした。